ブラック教室

「8割のいやなことより、2割のいいことを見ていたい」
雑誌で、俵まちさんの言葉を読み、そうだなあ、と我が身を反省しています。
しかし、今年の教室運の悪さに、やっぱり気持ちはどんより。。。


学期末には、次学期の授業の希望調査があるのですが、
・PC教室か普通教室か
・学生の座席は固定か可動か
を答えるようになっています。


留学生の「日本事情」は、これまで固定座席で、
ワークショップなど行ってきましたがやっぱりやりにくいため、
今年春学期は可動の教室を希望しました。
そしたら、割り当てられた教室が固定だったので、可動を希望したはずだが。。。
と変更を希望したところ、新しく割り当てられた教室はたしかに可動なのですが、
何と言うか、縦長の、よこ3列×前後10数列の、妙に細長い教室になり、
うしろの学生がかなり遠くにいます。
結構手狭で、ワークショップで動き回るには適さないのですが、
これ以上の変更希望は言えず、来年は「可動かつフツーの形状の教室」と
希望を出さねばならないな、と思っていました。


そうしたら、この秋学期、留学生の日本語授業に割り当てられた教室が、
今度は横長で、よこ10列×前後6列で、教卓と黒板の間のスペースも狭小、
PCやモニターのコードやインターネットケーブルが教卓付近で絡み合い、
足をひっかけて転びそうでこわいので教室を変えてほしいと言ったら、
30人定員の教室に履修生16人だから変えられない、の一点張り。
だったら、不要な机やいすを減らしてスペースに余裕がほしいと言っても
それはできないの一点張り。
転んで負傷した場合の労災適用や休業補償は?
その際PCやモニターを破損した場合の賠償は免責?
などの質問にも全く返答なし。


まさか、グローバル何とかにも選ばれ、エキデンでは全国に名をはせ、
先ごろ亡くなった「S爺」先生を総長にいただくTY大学が、
ブラック大学だったとは、知りませんでした。


なんでこんな、縦長や横長の妙な形状の教室があるのでしょう?
わざわざ、何らかの目的をもって作ったとは思えません。
単にスペースが余ってしまった、場所塞ぎ用の教室としか思えません。
「フツーの教室」で授業をすることがこんなに難しいなんて、
夢にも思っていませんでした。


明日月曜1限、ブラック横長コード教室での授業です。
全15回の授業のうち、4回、約3分の1が休日授業実施なんてあんまりです。
15回の根拠は? 教育成果が上がるという実証研究は聞いたことがありません。