罰則

 2月4日から、横浜市ではゴミの収集曜日が変更になり、私の住む町では、一般の家庭ゴミが、これまでの月・水・金から、月・金になりました。変更後、2度の水曜を経ましたが、やはりまだ周知徹底されていないようで、水曜日には相変わらず一般ゴミが出されています。先週の水曜は、そのまま金曜まで放置され、金曜に収集されました。今週の水曜は、収集曜日変更のお知らせが各ゴミ袋に貼られましたが、引き取られた気配は無く、また、今日の金曜を迎えました。市の広報によると、5月からは、出し方の悪い(曜日が違う、分別されていない、等)ゴミについては、開けて所有者を特定し、注意を発し、度重なると、かつ悪意があると認められると、罰金も課されるようになるとのこと。そうなる前に、何とか、4月までには、落ち着いてほしいものだと思っています。
 罰則を課されないとやまない、罰則が課されるようになった途端ぴたりとやむ、というのは悲しいです。私がかつて勤めていた県立高校の中には、いわゆる課題集中校・指導困難校と呼ばれるところがありました。そこでは、教科指導より何より、生活指導が仕事の大半を占めていました。当時、生徒達が上履きに履き替えず、土足のまま校舎内に入ることが大きな問題となっていました。靴箱に土足を入れておくと盗まれるため、教室に持ち込んで自衛せざるを得ず、そうこうするうちに履きつぶした上履きがぼろぼろとなり、新しい上履きを買えばまたそれがすぐさま盗難にあい、経済的にも馬鹿にならず・・・といった理由で、土足のままいる方が圧倒的にラクであったためでした。もちろん、校舎は汚れ放題・傷み放題となります。赴任以来、何度も何度もいやになるほど土足撲滅キャンペーンなるものが展開され、何の効果もなく、4年目、ついに、校舎内土足は謹慎指導の対象となりました。その途端、あれほど多かった土足進入が、ぴたりと止まりました。指導の効果を喜ぶよりも、私は、何とも言えない悲しい気持ちになりました。あくまでも、性悪説よりは性善説を支持したいと思っているのですが、このような事態に直面すると、考え込まざるを得ませんでした。
 再三再四、投稿される、いやなコメントに憂鬱な今日この頃です。あまりひどいと、コメント不可の設定にせざるを得なくなると、悲しい気持ちでいます。