補足説明再掲
コメント欄の削除の方法がわからなかったので、9/29分を再掲します。
レジュメ提出の前日になってこんなことを言われても。。。という皆さんの非難の眼差しは覚悟のうえで、補足説明をさせていただけたら、と思います。(あんな話で時間をつぶさなければよかった。。。と反省していますので、怒らないで!)
A. 受身
受身文とは、述語動詞に関連する名詞の「格」が、能動文とは変わる文のことを言います。能動文と受身文で関連する名詞の数が変わらなければ直接受身文、能動文になかった名詞が受身文でガ格に出現していれば間接受身文です。迷惑の意味の有無は、傾向であって、絶対的基準ではありません。
直接受身文でガ格になるのは、能動文でヲ格の名詞であることが多いのですが、ニ格などのこともあります。例えば、次の能動文を受身文にしてみてください。
1)AさんがBさんをほめた。
2)AさんがBさんにレポートについて質問をした。
C.授受表現 D.移動表現
教科書ではどちらも「補助動詞」の中で扱われていますが、本動詞・補助動詞あわせて「授受動詞」「移動動詞」と考えてかまいません。ただ、「動詞」というと「本動詞」だけに限定されているように受け取られる可能性があるので、広くとらえていただくため、今回のスクでは「表現」としました。本動詞も補助動詞も、どちらも「動詞」であることに違いはないのですが。。。
なお、「補助動詞」の定義は教科書p134にあります。「補助動詞」ではなく、本来の動詞の意味を失っていない動詞を「本動詞」と呼びます。たとえば、「本を机の上に置く」の「置く」は本動詞、「パーティーに備えてビールをたくさん冷やしておく」の「おく」は補助動詞です。
F.接続表現
いただいたレジュメは既に印刷にまわっていますが、少々コメントを。
1「明確にし、」の「し」は、接続助詞でしょうか? たしかに、「そして」に置き換えられ、並立の意味を表しますが。。。9「文を終結させ」の「させ」とあわせて考えてみてください。
5「そこには」は接続表現でしょうか?
8「この場合」を接続表現としているのはOKです。このように、品詞分解すると2語以上になってしまうけれど、ひとまとまりのフレーズで接続の働きをしているものを「接続表現」と呼んでいます。
なお、イーココロ!のURLは、
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