訂正など
スクーリング、お疲れ様でした! どのグループも力のこもった良い発表でした。ことばについて考えてゆくヒントになれば幸いです。
さて、訂正です。第1日に紹介した形態素解析の「茶せん」(「せん」は竹かんむりに全)のサイトは、下記の通りです。
http://chasen-legacy.sourceforge.jp/
なにやらむずかしげなことが沢山書いてあって、、、昔からそうだったっけなぁ。。。ちょっと思い出せません。どなたか、試してみてご報告ください。古文の形態素解析ができるかどうかも。コメントでもメールでもどちらでも結構です。
さて、細かい修正・補足ですが、
Aグループ受身
2枚目 真ん中よりちょっと下
「おられる」→「おら」五段・未然+「れる」尊敬
4枚目 真ん中あたり
「踏み切れ」→「踏み切れる」という下一段活用の動詞の未然形
「踏み切れる」は「踏み切る」の可能動詞。教科書p19。
「書ける/書く」「読める/読む」「切れる/切る」など。
Eグループ敬語
2枚目 左側の真ん中あたり
「上代」とは「奈良時代以前」を指します。『古事記』・『日本書紀』・『風土記』・『万葉集』などが主な作品です。『源氏物語』は、平安時代、「中古」の作品です。上代と中古をあわせて「古代」と言います。鎌倉・室町時代をあわせて「中世」です。『平家物語』『方丈記』『徒然草』など。江戸時代は「近世」です。近世までをとりあえず「古典」と呼んでいます。
1枚目の、「上代の場面敬語は存在しない」はOKです。
平安時代に、謙譲語の「侍(はべ)り」「候(さぶら)ふ」が丁寧語として使われるようになり、中世には「候(さうら)ふ」になりました。
高校の古文の授業で、「侍り・候ふは地の文では謙譲語、会話文・手紙文では丁寧語」と習ったと思うのですが、覚えていらっしゃいますか?
続きはまた今度