虎馬
あぢ〜よ〜〜〜
TVを見ていると、「トラウマ(心的外傷)」という言葉が、実に安易に使われているように思います。
例1:「そいで、すごいびっくりしてさ〜。それからトラウマになってんのよ」
例2:「トラウマってある?」「うん、あるよ。子どものときにね、」
トラウマって、そんな気軽に言えたりできるようなものではないと思います。触れることもできないくらい、うっかり触れたら心から血がドクドク流れてしまうくらい、何年たっても何十年たっても癒えることのない、深い深い傷であると思います。
昨夜のTVで、女子高生たちの悩みに年配の某さんがアドバイスする、というコーナーがあり、そのうち一人の悩みが、まさに私のトラウマと同じでした。その女の子も某さんも司会者も私も、思わず涙ぐまずにはいられない・・・ ン十年前の自分の姿と重なりました。かわいそうだけど、その悩みは多分解決しないよ、それを乗り越えて自分が強く生きていくしかないんだよ、ン十年後の女子高生はTVを見ながら心の中でそう言ってあげるしかないのでした。
このHPのタイトル「馬馬虎虎(マーマフーフ」は、中国語で、まあまあ、適当に、といった意味で、あせらずのんびりいこうや、くらいの意味でつけたのですが、ある時虎馬が2匹いることに気づいて、こりゃやばい(古くからの意味で)、変えようかな、と思ったこともありました。でもよく考えたら、虎馬と順序が逆だから、かえって逆にして2倍にパワーアップできるかもしれない、こりゃやばいかも(新しい意味で)、とはたと気付き、そのままにしてあります。
昨夜のあの番組を御覧になった方もいらっしゃるかな。某さんの言葉で、印象に残っているものを挙げておきます。
「他人の目ではなく自分の目を気にしなさい。自分の目に自分がどう見えるか、そのほうがよほど大事」
「自分だけが世界で1番不幸なんて、そんなことあるわけがない」