年賀状

 台湾から帰って来る頃にはもう年末なので、例年よりはるかに早く、もう年賀状の準備を始めている。結構住所が変わっている人が多い。転居やら市町村合併やら郵便番号7桁化等で、もう住所録はボロボロ。転居って、何度もする人と殆どしない人にくっきり2分されるようだ。私は後者。若い頃は憧れたりしたが、今となってはもう重い腰が上がらない。不用品を思い切り捨てられたら片付くだろうなあ、と、四方の山を見つつ。。。
 さて、年賀状。若い頃は虚礼で無駄だと思っていたが、どうしてどうして、人間関係をつなぐ大事なよすがですね。年賀状さえ出し合っていれば、何十年ぶりでも、また連絡をとりあえる。逆に、年賀状をやめてしまうと、どこへ行ってしまったのやら、人波の中にかき消えてしまい、手がかりすらなくなってしまう。 
 メールでの賀状も増えたとはいえ、お互い、メールにしようと息が合えば問題ないのだが、メール賀状には返信がない場合も多い。やはり、葉書で何十年出し合った人たちには葉書が今も続いている。
 ひところ山のように届いたお子さんの写真も、最近はお子さんが成長して拒否を始めたのか、昔ながらの干支の図柄に復帰した友人も多く、そんなあたりも面白い。