箱根駅伝

 あけましておめでとうございます
 今年もどうぞよろしくお願いします

 先程、箱根駅伝の面々が鶴見中継所前をあっというまに駆け抜けていきました。止まりそう、とTVで言われていたJ大の選手も、速い、速い! 1歩のストライドが全然並の人とは違います。
 もうすぐ、選手達は、花の2区の山場、権太坂(ごんたざか)という難所にさしかかります。この坂の名の由来。ある老人が、坂の途中で、美しい姫に出会いました。姫は、老人に尋ねました。「この坂の名は何と言うのか?」姫の美しさにぼーっとしていた老人は自分の名を尋ねられたのだと勘違いして、答えました。「へえ、権太だ」
 姫君ではなく、殿様だかさむらいだかのバージョンで、何かの文献に載っているそうです。しかし、私は小学校では、上記姫君バージョンで教わりました。
 険しい坂道なので、往時は、ここで落命する旅人も多く、その人達を葬った「投げ込み塚」もあります。また、「品濃一里塚」や「境木地蔵」もあります。「境木」とは、武蔵国相模国の境に大きなケヤキの木があることからの名前です。
 JR横須賀線の、保土ヶ谷駅と東戸塚駅の間に、これらはあります。散策の際は、ぜひお声をかけてくださいね!

  箱根路をわが越え来れば伊豆の海や沖の小島に波の寄る見ゆ
                     源 実朝 『金槐和歌集