役に立たない、昭和史講座

 昭和がレトロなブームだそうで、人生の大半(?)が昭和だった私としては複雑です。。。
 『源氏物語』などが、現在の出版物のように、当初から現在のような完成した姿で発表されたものではなく、少しずつ発表され、読者の反応によってプロットなども大きく変わったと考えられる。。。というのは、例えば、漫画の連載などを考えると実感が湧きます。
 例えば、かの「ベルばら」。全巻持っている、という若い人には多く出会っても、連載当時、リアルタイムで読んでいた、というと、概ね、驚いてもらえます。
連載開始時は、アントワネット・フェルゼン・オスカルの3人が主役に据えられていました。アンドレは、ほんの端役に過ぎませんでした。髪も、ストレートで長く、後ろで束ねてリボンをつけていました。ところが、黒い騎士の代役で髪型を変えた頃から、めきめき主役の1人の座に迫り、ついには、オスカルの相手役にまで大出世! アンドレがこうなるとは、初期には、想像もしていませんでした。
 別の例では、同時期に連載されていた「エースをねらえ!」。当初は、藤堂さんとお蝶夫人が、高校生らしからぬゴージャスなお2人でした。それが、ある時突然、藤堂さんの相棒として尾崎さんが登場し、さも昔からいたように存在感を主張し、お蝶夫人のお相手までつとめ、さらには突然また千葉さんが増え、男性3人は最初から大親友であったかのように振舞い始めたのでした。。。
 こんなことは、コミックを見ても読み取れますね。。。 知ったかでわざわざ書くほどのことでもなかったと、反省。でも、リアルタイムで読んでいる時は、ある週突然の変化に、結構驚いたんですよ!
 次回からは、もう少し面白いネタをさがすよう、努力します。初めての訪問者が、しょうもなさに見捨ててしまうのではないかと、反省。。。 どうぞお見捨てなく、これからもどうぞよろしくお願いします。