参考文献の記載方法

 おやまあ...何と1週間以上もブログをご無沙汰してしまっていたのですね。すみません。
 今日は、皆さんからの質問の多い、レポートや論文での参考文献の示し方を書きます。はっきり言って、これが正解!というものはありません。学問分野によって、学会によって、異なります。だから、皆さんはそれぞれの科目の、教科書や、担当教官の書いた論文・著書などの参考文献の書き方を見て、それに倣うのがいいと思います。
 おおまかに言って、日本語学・言語学の世界では、本文中には「編著者名(発行年:頁数)」のように書き、最後にまとめて書名や論文名を、「編著者名(発行年)「論文名」『書名』出版社」のように書きます。「現代語文法」もこの方法で書いてみてください。(昨年度までの「日本語概説」の教科書は、この方法ではなかったので、ちょっと言いにくかったです。今年度からの教科書は私は未見なのですが、どうでしょうか?)おっと、書名・論文名は、用紙の最後に欄がありましたっけ。それにしたがっていただければ結構です。そうそう、発行年は、出版された年、つまり、初版1刷の年です。但し、改訂版の場合には、それが出た年です。
 国文学(特に古典)の世界では、これとは違って、該当箇所にカッコ数字で注をつけ、注のところに、著者名、論文名・書名・発行年などを記載する方法が多いようです。他の研究者に言及する時は、敬称の「氏」をつけることが多いようです。
 その他の世界は、私もよくわかりませんので、ご寛恕を。
 明日は、インターネットや新聞・雑誌記事を参照した場合の注意点について書きます。