タイ語学校

 コメント有難うございます!
 リンクのタイ語学校は、知人の経営しているところです。私自身はタイ語は全くわからないのですが、設立前の奔走ぶりをいろいろ見聞きしていたので、順調に発展しているようで喜んでいるところです。ご関心があればぜひどうぞ!


 タイ語といい、クメール語といい、アラビア語といい、文字がアルファベットや漢字とは異なる体系の言語は、まずその点で敷居が高くなってしまいます。でも、その知人はタイ文字を見て、「よし、この文字を読めるようになってやろう!」と、逆に闘志を燃やしたのが、タイ語にかかわるようになったきっかけだというのですから、人それぞれですね。この前向きな思考を見習いたいと思います。
 ハングルは、少し勉強してみたことがあるのですが、音声学的知見に基づいたとても合理的なものなので、漢字をくずした日本のかなより、ずっと覚えやすいと思います。


 それを思うと、非漢字圏の日本語学習者がかなを読み書きできるというのは、ものすごいことだと思います。
 でも、国立国語研究所の調査によると、日本語教師ではない日本語母語話者は、学習者の作文評価をする時、ひらがなばかりで漢字が少ないとか、分かち書きされていて変だ、とかいう理由でマイナス点をつける傾向にあるそうです。自分たちが他の文字を新しく学ぶことを考えれば、ローマ字ではなくひらがなで書けているというのは、相当な努力の結果だということに思い至るのではないかと思いますが、また、小学校低学年までの教科書や子供向きの本など、漢字が少ないうちは母語話者でも語句の区切りを明確にするため分かち書きが用いられていることも忘却されてしまっているのでしょうか。悲しい調査結果だと思います。


 リンクにあるWVJというNGOを通じて、タイの男の子の里親?のようなことをしています。その子は両親も健在で、学校にも行けているようなのですが、北部山岳民族で、村全体が貧しく水道などのインフラなども整っていないようなので、そこに支援する形になっています。このタイの息子からの手紙は、本人の書いたタイ語と、事務所で作られた英訳とが届くのですが、いつか、原文のタイ語を読めるようになりたいと思っています。そしていつか、会いに行く時、かたことでも話ができたら、と思っています。その際には、このタイ語学校にお世話になるつもりでいます。