けーたい

 腕時計が見つからないまま、そろそろ1ヵ月近く経とうとしています。。。


 メディアは人間の行動を変える、ということで、その格好の例として挙げられるのが「待ち合わせ」だそうです。若い人たちの中には、けーたいがなかった頃にはどうやって待ち合わせをしていたのかわからないのだとか。


 私のけーたい歴は、昨年4月からで、まだ1年半です。頑なにけーたいを拒み続けたのは、けーたいが若い人たちの間に出回り始めた頃、そのあまりの「いい加減な」待ち合わせの仕方に驚き且つ憤ったからなのでした。こちらは時間通りに打合せ通りの場所に行っているのに、先方はそもそもその気はなく、「時間になっても行かなかったらけーたいに電話してくださ〜い!」けーたいを持っていない旨言っても、「公衆電話からでもかけられますよ〜!」テレカの数字が見たことのないスピードで減っていきました。


 なのに、宗旨変えをしたのは、夫が職場でケガをしてから。その日、夫の帰りが遅いはずだったので、私は仕事の帰りにふらふら、用もないのに本屋とかいろいろ寄り道してから帰ってきたのでした。すると、郵便受けに夕刊がない!ってことは帰って来てるってこと?どうしたんだろう?悪い予感は的中!こうと知っていれば、寄り道なんかしないでまっすぐ帰ったのに。。。


 その後、そういう事態は幸いにも起こらず、かえるコール専用の糸電話になっています。時計代わりとか手帳代わりとかには使いこなせず、来年の手帳も買いました。TY大でいただいた雅楽のカレンダーももう掛けて、何だか気分は新年です。