たばこ

 現在の朝ドラ「だんだん」で、「赤いスイートピー」がキーワードならぬキーソング?のようになっています。私も以前は好きでカラオケでもよく歌ったものなのですが、「たばこの匂いのシャツにそっと寄り添うから」という歌詞が気になりだし、最近は歌わなくなりました。


 思えば、このころは、「シャツのたばこの匂い」というのが、大人の男性の象徴のような感じで、憧れの対象だったのでしょうね。中学生の頃はやった萩尾望都さんの「トーマの心臓」でも、ちょっとワルぶったところが魅力のオスカー(ハート!)もタバコを吸っていました。私も若い頃、背伸びしたくて、吸ってみたことがないとは言いません。でも、世の中の評価・イメージは変わるものですね。今では、喫煙者はセルフ・コントロールできない人、というレッテルを貼られるとか。。。


 神奈川では県知事が禁煙条例を提案し、飲食店や宿泊施設などの禁煙ないし徹底分煙を施行したいということで、バー・パチンコ店・旅館などが猛反対をしています。非喫煙者としては大賛成です。新国立劇場のオペラ観劇帰りにいつも堪能する新宿のL餃子館(銅鑼の音とともに皇帝鍋が登場!)は全くの混煙(?)で、先日は両隣から煙のはさみ打ちにあい、とほほでした。
 近所の沖縄料理のお店も、家庭的で愛用しているのですが、週末の夜は利用できません。やはり、煙の渦に巻き込まれてしまうからです。平日の、比較的早目のすいている時間を狙って行くようにしています。でも、こういう小さなお店が徹底分煙の設備を導入しなければならないとなると、金銭的負担がかなり大きいだろうなあ。。。と、それについても胸を痛めています。


 父がヘビースモーカーでしたので、子供の頃の私は煙のたちこめる中で育ちました。夫は吸いませんので、ふだんは煙草の匂いのない環境で暮しています。それだけに、喫煙直後の人がそばに来ただけで、敏感に煙草の匂いを感知してしまいます。


 TY大学の講師控え室の、PCのすぐそばが喫煙コーナーで、随分悩まされて来ましたが、先日来ようやく室内禁煙になり、喫煙所は別のところに移動しました。やっぱり、ほっとしています。