レポート・論文の書き方

 2009年度用『学習のしおり』に、レポート・論文の書き方の参考文献を載せました。


『理科系の作文技術』木下是雄 中公新書 1981
『レポートの組み立て方』木下是雄 ちくま学芸文庫 1994
『ピアで学ぶ大学生の日本語表現:プロセス重視のレポート作成』大島弥生他 ひつじ書房 2005
『これから研究を書くひとのためのガイドブック:ライティングの挑戦15週間』佐渡島紗織他 ひつじ書房 2008

 http://www2.toyo.ac.jp/~miyake/ 三宅和子
「日本語の世界を探索する(1):レポートを書く意味」「同(2):レポートを書く、文献を読む、引用する」『東洋』2002年4月・2003年5月


 いずれも、定評ある文献で、特に木下先生の『理科系の・・・』は私も学生時代読んで、大いに目の開かれる思いをしました。書名に「理科系」とありますが、決して理科系限定ではなく、論理的に文章を書く基本的考え方が、体系的かつ簡潔に解説されています。むしろ文系の人の文章によく見られる、よけいな装飾やレトリックがない分、すっきりとして、こちらの頭も整理されるような気がします。


 書店に行くと、この他にも新書などでたくさん、大学生向けのレポート・論文の書き方、インターネットなどを利用した情報収集の方法などの本が出ています。多過ぎて、とても読みきれていないのですが、皆さんの中で、オススメの本があったら、どうぞ教えて下さい。

 
 あと、ビジネスマンの調査用に書かれた本なので『しおり』には載せなかったのですが、新潮新書『図書館を使い倒す!』もオススメです。


 「赤いスイートピー」の2番の歌い出しは、「四月の雨に降られて〜」ですね。さて、この「降られる」を文法的に説明すると?