旅の報告(4)ロンボク編

0822-03

 スタッフのリド、アンコン、Perigi(プリギ)村のCBOのエニといっしょに出かける。3日間のアテンドを約束していたはずのロマは、仕事があるため、明日午後合流する、とのこと。本当か? ロマは結構調子のいい人物らしい。リドやムナンのようなしっかりとしたスタッフが実質的には組織を支えているのだろうか?


 陶器作りの村ポナカに行く。ワラのようなもので野焼きをしていた。あれでは数百度くらいの低温にしかならず、素焼き程度の材質にしかならない。当然、海外から買い付けるのは難しい。


 続いて、織物を作っているPringgasela(プリンガスラ)に行く。この村にはショールームがあり、ショールや布などを展示販売している。売り物になりそうな小物を中心に購入。村の女性たちの製作工程も見学する。


ショール Rp.30,000×2=Rp.60,000
ポシェット Rp.15,000×3= Rp.45,000
ブレスレット Rp. 5,000×2= Rp.10,000
財布 Rp.10,000×3= Rp.30,000
ランチョンマットRp.35,000×2= Rp.70,000 計 Rp.215,000


 本日の宿泊地であるPerigi(プリギ)村に向かう。プリギは、ロンボクの最高峰リンジャニ山の裾野にある。進むにつれ、あたりはさびれ道は荒れ果ててくるので少し不安になる。4:30をまわった頃、プリギに着く。村役場前で、CBOのデディ、ムス、エルニが待っていてくれた。彼らは、村の学校の先生でもあるそうだ。


 まず、エルニ宅でミーティング。CBOは皆意欲的な若者で、大いに打ち解けてくれた。この村のADBMIの活動の中心は、海外への出稼ぎに関わるトラブル防止やアドバイス。この村は高地にあり、水が確保しにくく米が生産しにくい。出稼ぎに行かなければならない現状については、仕方がない、とのこと。村にとどまっていては、家屋の老朽化に対応できるほどの収入は難しい。


 5時頃から、タバコ栽培の様子を見学に行く。タバコの葉を束にして細く切る→それを薄く網に敷き詰める→天日干しにする→円筒状に巻き上げる、といった作業を分業制で行っていた。
 山並みの雄大な風景が美しい。
 見学が一段落つくと、デディがココナッツを割って飲み口を作ってくれた。大きなココナッツを抱えて直接ゴクゴク飲んだ。素朴な味わいが良かった。また、エルニとエニが豆料理や野菜スープを振舞ってくれた。こちらもさっぱりとして美味しかった。