訂正やら補足やら

日曜3期スクーリングご出席の皆さま、どうも有難うございました!&お疲れ様でした!!!


お約束した、昨日の訂正・補足です。


●「ている」の西日本方言について
愛媛県宇和島方言では、
A 動作の継続・進行 〜よる
B 結果の状態の存続 〜とる


A 隣の人が家を建てよる(現在建築中である)
B 隣の人が家を建てとる(新築の家が完成している)


●「花子、美人でら」(一時的現象)
青森県五所川原方言だそうです。

複数の日本語 方言からはじめる言語学 (講談社選書メチエ)

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昨日の最後はヨレヨレで申し訳ありませんでした。
敬語にまつわる話をすればよかったな・・・


敬語が使われなくなり、誤用(とされる表現)が増えるのは、
時代の流れ、言語変化の一環、と理屈ではわかりつつ、
しかし現実の生活の中では、ついトサカに来てしまうのも事実・・・


<実話1>
実家のハウスメーカー担当者からの電話に
私「あ、母から聞きました」
相手「あ、伺いましたか」


<実話2>
郵便局への電話で
私「書留の再配達を、今日の午前中にお願いしたんですが、まだ来ないんですが」
相手「午前中の配達をお願いしたんですが、まだなんですか?」


さて、どこがどうマズイのでしょう?

敬語はこわくない―最新用例と基礎知識 (講談社現代新書 (1450))

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語用論の「断り」についても、某新聞社の勧誘


<実話3>
相手「Y新聞です。購読お願いします。1カ月でもいいんです。今なら、こんなに沢山オマケがつきますよ」etc. かなりしつこい
私「今ちょっと忙しいんです」


数時間後


相手「Y新聞です。もう忙しくないでしょ?」
私「だから、要らないんですってば!」
相手「要らないなら要らないって言えよ! 忙しいって言うから出直してきたんだぜ!」
私「何回も言ったでしょ! 断わってるのに帰らないから忙しいって言ったんでしょ! これは断わりの慣用句よ! それくらい分かりなさい!」


文字どおりの意味と言外の意味は、時として食い違うという好例です。