ひこくみん

 げんぱつの危険性やそれに対する不安を書いた某アイドルタレントのブログに非難が殺到しているそうです。。。


 かつて経験したことのない危機的状況に、1人1人力を合わせて、復興に向かうべきことはもちろんです。節電に努めたり、不要不急の買い占めをやめるなど。また、被災地やげんぱつで作業にあたっている方々の努力や苦労に思いを馳せることも必要でしょう。
 しかし、これらのことと、げんぱつ推進か反対かといった議論は、別のレベルのことと思います。


 たしかに、お花見の気分ではありません。でも、だからといって自粛令が出ると、昭和の末、学園祭などまで次々に自粛に追いやられていったことを思い出します。「自粛」ではなく、強制です。しかも、上からの命令などではなく、人々の有形無形の圧力によるものです。


 かつて、流れに疑問を呈する人々をひこくみんと呼んで弾圧した時代があったことを思い出します。爆弾三勇士とか特攻隊とか死んでもラッパを離しませんでしたとか、自らの生命と引き換えに戦場に臨んだ人々を英雄として感動的な美談とした時代でした。それは、そんなに昔ではないはず。あの時代から、日本人は、多くのことを学んできたはずではなかったのでしょうか。