日曜日のできごと

 5月22日(日)午後5時10分。スクーリングを終え、大学を飛び出す。6時の開演に間に合うには4時半に出なければならなかったから、40分遅れなので着くのは6時40分か。。。
 夫がバレエ公演「ジゼル」に客演するのでした。1幕の中ほどと最後に出ると言っていたから、開演には間に合わなくても、中ほどには着きたいなあ、と思っていたけど、最後にさえ間に合えばいっか。
 電車内ではスクーリングの疲れでぐったり。日中の暑さと午後から降り出した雨の湿気でじっとり汗ばみ、気温は下がってきていて、風邪をひかないようにしなきゃ。。。と思うとノドがやけに気になる。咳が出そう。
 横浜港近くの神奈川芸術劇場オープン記念公演の一つで、もちろん行くのは初めてでした。みなとみらい線日本大通り駅に着いた頃には6時40分になっていて、これは1幕の最後もやばいかも。。。と、転ばない程度に気持ちだけでも走ってみました。お、まだ走れる、と感心したりしつつ。
 さすが大きくてきれいな劇場。駆けこんだら広大な空間が広がっていて、ホールがいくつもある様子。さがしてなどいられない、そばに立っていたガードマンらしきお兄さんに尋ねると、「そちらのエレベーターで5階です」
 エレベーターに駆け寄ると、まさに今ドアがしまろうとするところ! 中のおじさんも外の私も「ああ!」という顔になっていた。親切なら開けてくれるかも。。。開けてくれた! 「すみません」と言いつつ汗をかきかき見苦しく乗り込んでふと見ると。。。


 エレベーターの1番奥にいるオバサン、どこかで見たことがある。県知事は男の人だったし、そうだ、横浜市長だ! 何か言わなきゃ!
「市長さんでいらっしゃいますか」市長は艶然と営業用スマイル。まわりの4,5名の男性は市役所のおつき風情。と、おつきの一員が私の持っているのと同じチケットとプログラムを持っている。えっ、どうして市長がこの公演に? 思わず「御覧になっていただけるんですか?」(我ながら敬語が上手に使えたと思います) するとおつきも驚いた様子で、「え? 関係者の方ですか?」「夫が出てるんです」エレベーター中がどよめいた。やけに遅いエレベーターで、まだ着かない。「え、え、え、何の役ですか」とおつきはプログラムを開けようとする。「いえいえ、ほんの端役で。。。貴族です。1幕の真ん中と最後に出てくると言ってました」「貴族ですね! 拝見します!」と愛想のよい元気なおつき。市長も苦笑。そうこうしているうちにようやくエレベーターが着き、市長ご一行は1階の招待席へ、庶民の私は開演中なので3階へと案内されたのでした(全自由席)。


 この話を昨日母にしたら、「そりゃあ、くさかりたみよさんみたいな人が、夫が、って言ったら驚かないけど、驚くおつきの人たちの気持ちがよくわかる」 
 そうです、前回書いたように、昨日はケアマネさんとの初顔合わせでした。スクとバレエに疲れた体を鞭打って実家に駆け付けたのは誰のためと思っているの? (母は体は弱っているのですが口はすこぶる元気なのです。食べるのもしゃべるのも)


 ふだんは火曜午前は地元のスポーツセンターのエアロビ教室(もちろんビギナーズ)で体力維持に努めているのですが、今日は欠席。明日、留学生のクラスで読解の中間テストをするのですが、今ようやく問題の素案を作り上げたところです。ふう〜。

 
 今日は雨で、古紙回収がなく段ボールの山が出せず、片付けも頓挫です。来週のスクのレジュメも作らなくては。。。ストップウオッチはいつ出てくるかな。。。?