ミシン

 今回の朝ドラ、結構面白く見ています。昭和の初め、私の両親が生まれた頃って、まだまだ洋服はこんなに少なかったのか。。。と驚いています。
 足踏みミシン。。。人が変わって、興味や関心が変われば、こんなに愛着も変わるのか、と感無量です。不器用な私にとって、家庭科の時間は地獄の苦しみ、ミシンは失敗したらほどくのも大変で、本当につらく悲しかった思い出ばかりです。単にできないというだけでなく、「女らしくない」だの「家庭で何を教えている」だのといった余計なコメントまで教師から浴びせられ(当時の教員は随分言いたいことを言っていたものです。今もなのかな。。。?)、そのミシンがあんなにほしくてほしくてたまらない憧れの対象になるとは。。。
 人はさまざま、それぞれだから面白いのですよね。それにしても、こんな不器用な私でも当時ほど後ろ指さされず暮らせる時代になって、本当によかったと思います。家事万端器用にこなすことが女のつとめだった時代、私のような女性はどうやって暮らしていたのでしょう? それはそれなりに、家族があたたかければ、大丈夫だったと思いたいです。