介護

 8月に入り、ようやく介護関係の本を手当たり次第読むことができるようになりました。7月中は、自転車操業で仕事をこなすのに精一杯で、全く余裕がありませんでした。

 6月末、母が倒れ、近所の方が気付いて下さり、救急車で即入院。発見されるまで長時間同じ体勢で横になっていたため体重がかかった側の体の組織がこわれ、それが腎臓などに入らないよう点滴で流し出す、という治療が行なわれました。で、血液検査の結果、その危険が去ったと見るや、入院して1週間の7月はじめに、「遅くとも今週中に退院してください」。そんな〜! まだ一人で歩けないし、トイレもお風呂も私一人では無理だよ〜! 春学期はまだあと1カ月あるし〜! 話には聞いていたけれど、病院てこんなところだったんだ。。。 でも、空室がないとかで差額ベッドに入れられているから費用面の問題もあり、リハビリは1日わずか30分であとはずっと寝かされきりにされていると、本当にこのまま寝たきりになってしまうし、こんな病院(あえて実名を書きます。横浜にある戸塚共立第2病院です。救急病院だけど、ここには2度と搬送されたくありません)は早く出るほうがよい、ということで、たまたま見つかった小規模多機能居宅型云々という介護施設にしばらくお願いできることになりました。そこでは、即おむつも外し、トイレに行けるようヘルパーさんが一人一人ついて歩かせてくれ、母は見る見るうちにトイレはおろか、階段ののぼりおりも一人でできるようになりました!


 介護をめぐる社会体制について、言いたいことはいっぱいあって、時間も足りず、今日はこんなところまでしか書けませんが、手当たりしだい読み漁った介護本の中で、1番役に立ったのは下記のものです。ハウツー的に役に立ったというのではなく、介護について考えるうえで。

老いる準備 介護することされること (朝日文庫)

老いる準備 介護することされること (朝日文庫)